研究室紹介

量子エレクトロニクス研究室(中嶋グループ)とは

量子エレクトロニクス研究室(中嶋グループ)は、2020年に発足した若い研究室です。「光周波数コム」「レーザー開発」「光応用計測」の3つを主な研究テーマとして掲げ、取り組んでいます。


「光周波数コム」は、光周波数の“ものさし”とも呼ばれる高精度なレーザー技術であり、本研究室ではその基盤技術としての研究を展開しています。具体的には、光周波数コムを生成するための革新的な「レーザー光源技術」の開発、およびそれを応用した新しい「光計測技術」の研究に取り組んでいます。


とりわけ、本研究室では応用に特化した光コム光源の開発を得意としており、世界に通用する最先端の研究を推進しています。

量子エレクトロニクス研究室(中嶋グループ)の特徴

量子エレクトロニクス研究室(中嶋グループ)では、基本的に各メンバーが個別のテーマに分かれて研究を進めています。さらに、徳島大学、横浜国立大学、日本大学をはじめとする他大学や、産業技術総合研究所、民間企業との共同研究も盛んに行っており、学際的かつ産学連携のもとで多様な研究活動を展開しています。


個別テーマの例

  • モード同期ファイバレーザーの研究
  • 光コム光源の研究
  • デュアルコム分光法の研究
  • テラヘルツ波の研究
  • 中赤外光コムの研究
  • 系外惑星探索用光コム(天文コム)の研究(産総研との共同研究)

学部生、他大学の方へ

量子エレクトロニクス研究室(中嶋グループ)は、光・レーザー技術、光計測、原子・分子分光を専門とする研究室です。光ファイバ技術を基盤に、光学技術や電子回路技術を融合させることで、世界に一つしかない独自装置の開発を行っていることが、本研究室の大きな特徴です。


研究の発展とメンバーの成長を重視し、「自ら考えること」「手を動かすこと」「積極的なコミュニケーション」を大切にしています。研究室内には、自由に意見を交換できる、話しやすくオープンな雰囲気があります。


また、本研究室では、意欲的に研究に取り組む学生に対して、積極的に学会発表の機会を提供しています。学会は北海道から九州まで全国各地(時には海外)で開催されており、私たちはそうした場に積極的に参加して研究成果を発信しています。意欲のある学生であれば、学部4年生でも学会発表が可能です。もちろん、学会参加にかかる出張費は研究室が支援します。研究に本気で取り組み、自らの成果を日本全国に発信したいという方は、ぜひ一度、研究室を見学にお越しください。


なお、大学院の奨学金返還免除制度は、研究業績に基づいて決定されます。本研究室では、その獲得に向けて全力でサポートします。国公立大に匹敵する実績を出していきます。


連絡先

yoshiaki.nakajima(アットマーク)sci.toho-u.ac.jp ※迷惑メール防止のため@に変換してください

理学部2号館4階2405